教団Xを読んでみた
こんにちは、こんばんは、初めまして?
☆海貝あかりと申します。
今回は、長らく気になっていた小説・教団Xを読んでみました。
目次・めにゅ~
面白いポイント
著者である、中村さんはとっても博学な方なのでしょうね。
結構いろんな宗教だの知識だのが出てきます。
中でも、伝わっていないとされているブッダの教え「新に神を知ろうとするのならば宗教を捨てよ」だったか、宗教を知ろうとするのなら、だったか詳細は定かではありませんがそのあたりのセリフは
「そんなこと言ったのか、あの人~」という気持ちでした。
それと、キリストに関しても、聖典が間違いがないものだとされているという切り口から、もし、それが違っていたら?という視点を見せてもらえたことや、ユダの福音書も発見されているという点に関して、すごく興味がわきました。
「ブッダもキリストも自身の言葉を残してはいない」「いろんな人の記したものをかき集めて不採用となったものは、適さない内容として切り落とされる」それは、少し前から私が着目していた点でもありました。
実は、カガリヌイという今あまり投稿できていませんが自身の創作置き場で書いている小説もそれがきっかけで書き始めた者だったりします。
トビト記やルカの福音書、テモテ、コリント人からの手紙など、ちょっと聖書を読んだことがある方ならそのあたりは有名ですが、裏切り者として知られることになったユダの福音書とは、どんなものなのでしょうね。
お経は2つばかり読んだことがありますが、何を言っているのか、何を言いたいのかさっぱりで音だけ追っていたようなものなので、この辺りはまだ理解を深めるまでに至っていません。
ですが、こちらも意味が分かったらすこぶる面白いお話に思えるのでしょうね。
若干不愉快なポイント
カラフルな抽象的な背景 サイケデリック カラフルです · Pixabayの無料画像
性的描写が非常に多いです。
それも、結構強引な表現が。
いやいやな女性がみだらになっていくというシーンがあまりに多すぎて途中で読むのを断念しようかと思ったほどです。
官能小説読みたいならそっちいくので、もう少し減らしてもらえるとありがたいかな。
あと、男性から見る女性ってやっぱそんな感じなんですね。
つながって、激しく動けばいいと思ってる感じがありました。
そういうのが好きな女性もいるのでしょうが、そういう女性ばっかり引き合いに出されても……ね^^;
総合的に
宗教的観念から見ると、いろんな方向性からいろんなことを考えさせられる本なので、非常に面白かったです。
ただ、ストーリー重視な方は中途半端だなと感じる方もいると思います。
ブッダのほうは出てきませんでした。
残念。
☆海貝あかり