雑談・ダリアと椿の物語(?)

こんにちは、こんばんは、初めまして。

☆海貝あかりと申します。

前回の記事を見てもらった方ならわかるかと思いますが今回はダリアと椿の裏の言葉が気になった人向けの記事です♪

ダリアも椿も表の花言葉はこれでもかってくらい大抵いい意味合いしかもちません。

なのに、裏の言葉は打って変わって冷淡になったりいきなり女性だけをさして咎めるような言葉になったりします。

このお花の裏の言葉には歴史や実在した人物が絡んでいると言われていて、お花だから、やはり元は女性が起こしたものとして例に挙げられることが多いです。

まずダリアを見ていきましょう。

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キク科とバラ科のお花は花弁が多くてかわいらしく、柔らかいので好きです♪

そんな注目を集めているダリア。一度、日本の西暦でいえば昭和初期の時代に全世界から姿を消した(それまでは一般的で人気のある花だったそうです)という史実を持つのも興味深いのですが、今回は物語の方へ触れたいと思います。

まず、ダリアの花言葉「華憐」「優雅」「気品」「感謝」があります。

それに対して裏の花言葉「不安定」「移り気」「冷淡」「裏切り」などが存在しています。

表の言葉とは結び付かない言葉の数々です。

何故そのような由来が付いたのでしょうか……。

ことの始まりはナポレオン一世の奥様、ジョセフィーヌがこの花を愛したことがきっかけだと言われています。

当時まだダリアはかなり珍しい花であり、ジョセフィーヌは自身の庭にダリアを咲かせて他の貴婦人たちに自慢をしていたそうです。

ある日、ジョセフィーヌの気に入らない貴婦人か侍女か、この辺りは詳しく記載がないようなので定かではないのですが、彼女の庭に咲いている花を欲しがり、ジョセフィーヌの庭師を丸めこんでダリアを盗み、自分の庭に咲かせたのだそうです。

それを知ったジョセフィーヌは怒り、貴婦人(あるいは侍女)を貴族から追放、庭師も解雇した、とか。

そして一般でもダリアが見られるようになると彼女はすっかりダリアへの関心はなくなってしまった……とのこと。

なので、この裏の花言葉は彼女の心をあらわしたものなのではないかと言われています。

 

 

さてお次は椿

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椿の花言葉「控えめな優しさ」「誇り」「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」などがあります。

椿の種類や色によっては「完璧な美しさ」だの「申し分ない魅力」だのと褒めちぎられていますが、それに対して裏の言葉がただ一つ、異質に「罪を犯す女」とあります。

これも実在した人物がいると言われています。

この話は有名なのでご存知の方の方が多いかもしれませんね。

オペラで有名な「椿姫」の物語です。

病を患っている元高級売春婦であるマルグリットは自身の胸に椿をさして社交界へ現れるのでついたあだ名が「椿姫」

美しい彼女の元へアルマンという純粋で純情な青年が「あなた無しでは生きていけない」と自身の思いを打ち明けます。

彼のまっすぐすぎる思いに戸惑いつつ、彼女もだんだんとアルマンに心を開き、惹かれていきます。

するとある日、彼の両親がマルグリットの元を訪れて「息子と別れてほしい」と言い出します。

元、とは言え、マルグリットは売春婦。

アルマンは由緒正しきお家柄の子息。幸せになってほしいからマルグリットの存在は邪魔で、付き合うことなど許されないと言います。

彼女はこの時すでに病を患っており、肺に良くないと言われる花の香りがない椿をやつれていく自分の体を少しでも彩らせるために一輪胸にさして飾っていました。

そうして彼女は彼の幸せのために悪女を演じることを決心します。

マルグリットはアルマンに「あなたとは遊びだったの」と告げ、別れを告げると、それを本気にしたアルマンは激怒、復讐として彼女に新しい彼女を見せびらかしたりとしますが、それでもマルグリットは平気なそぶりを保ち続けました。

ついに彼女は亡くなってしまい、その噂を聞きつけたアルマンはすでに彼女のいないかつての二人の家に入ります。

そこで彼女の日記をみつけ、真実を知ることとなったのでした。

 

この物語は、小説家であるデュマ・フィスの実話であり、実在した高級娼婦はマリ・デュプレシスという婦人で結核を患い亡くなっているそうです。

 

それが、犯罪、あるいは罪を犯す女の由来ではないかと言われているようですよ^^

愛するがゆえに罪を犯す、相手も自分も傷つけてしまう。ということなのでしょうかね。

 

さて、今回はここまで!

お付き合いいただきましてありがとうございました♪

よろしければ他の記事でもお会いいたしましょう^^

☆海貝あかり