雑談・脂肪は臓器
こんにちは、こんばんは、初めまして?
☆海貝あかりと申します。
NHKの特集でもやっていたのでご存知の方はいらっしゃるかと思いますが実は脂肪ってものすごく重要な臓器だったってことご存知の方いらっしゃいますか?
体内脂肪がないと、食欲中枢が抑えられず、またエネルギーを蓄積することもできないため早死にしてしまうのだそうです。
実は人間の体重は脂肪と筋肉の重さだけでほぼ全身の体重となります。数値にすると、その重さだけで70%強
それほどまでに沢山ついている筋肉と脂肪。
よほど大事なもの、ということですね。
脳やせき髄・筋肉から指令が出されていたり、内臓から指令が出ているのは最近有名な話ですよね?
実は、ただの邪魔者扱いされることの多い脂肪、(私は何度か別の観点から脂肪は大事だということを取り上げていますが)この脂肪も脳へ指令を出しているのだそうです。
一番最初にもとりあげでいますが、脂肪がないと何が問題かって「体内脂肪がないと、食欲中枢が抑えられず、またエネルギーを蓄積することもできないため早死にしてしまうのだそうです。」ということです。
「たかが脂肪がないだけで早死にするどうゆうことか」とお思いになることでしょう。
これはどういうことかというと、脂肪から出させる食欲を抑える伝達物質が出されないため、脳は常に空腹状態。
脂肪がないゆえにエネルギーも蓄積できず、食べ過ぎにより血糖値が通常の人の1.5倍にも膨れ上がり、蓄積できない栄養分が血中に流れ、油なども通常の人の20倍になってしまうのだとか。
これらにより重い糖尿病や心臓病を患って脂肪萎縮症という脂肪がない人は約30年ほどの寿命しか今までは得られなかったのだそうです。
※ちなみに細身で太れず、脂肪が少ないために医者に太れと言われる人も、「細いせいで糖尿病になる可能性がある」と言われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
きっとこれは同じようにして脂肪として蓄えられていないから血中に直に流れ出てしまう、と言うことなのでしょうね。
話を戻しまして、脂肪細胞が食欲を抑えるために出す物質の名をレプチンといい、それが脳に伝達されることで食欲が抑えられるのだそうです。
免疫細胞を操っているのも実は脂肪。
それゆえ、筋肉が多くて脂肪が少ない人は病気になりやすくなったりするのだとか。
脂肪がないと筋肉がつかないという話はこれまで書いた下記のブログ記事でもお伝えしてきていますが、脂肪が減ると筋肉をこれ以上増やすなという指令も実は脂肪から出されているんだそうです。
脂肪ってただの燃焼用エネルギーじゃなかったんだね!
そうそう、血管を作って全身に栄養を循環させるという指令も、実は脂肪から出ているんだそうですよ!
でも、それならなぜ食べても食べてもついつい多めに食べてしまう太った人たちがいるの?となりますよね。
脂肪から食欲を抑える物質が出てるんじゃないの?って。
太った人ならその物質も分泌される量は多くなるはずなのに、おかしな話ですよね。
なんとこれ、脂肪細胞は蓄積する袋なので大きく膨れるのだそうです。
もちろん膨れればレプチンは多く出ているのだとか。
でも、脂肪から出た油が邪魔をして血管の外へレプチンが出ていきづらくなり、出て行っても脳のレプチンをキャッチする部分が鈍くなってしまっている……と言われてるのだそうです。
それが、メタボの原因なのだとか……。
メタボの人ってたくさんの病気を抱えてる場合が多いですよね。
実はこれ、花粉症の人と同じ状態が起きているのだそうです。
花粉症のメカニズムは体内に入った花粉が(花粉そのものは問題ないのに)量が多すぎたせいで炎症を起こす、というのは皆さんご存知の通り、有名な話ですよね?
実は油分も同じなのだそうです。
近代社会において、ただ食事をするだけでも糖分と脂肪分は過剰摂取されています。
必要なミネラルやビタミン、食物繊維などはほとんどとれていないにも関わらず……です。
それがどれほどの倍率かというと現代社会の砂糖の消費量は明治時代の約18倍。
加えて食べ物の遺伝子操作などによる糖化。
糖は多すぎにより行き場をなくすと体を形成している一番大事といってもいい、たんぱく質と結合。
そのままたんぱく質は硬化し、ごみとして体の外へ通常は出される……のですが、結局たんぱく質の足りていない体はそのゴミを排出することができず、リサイクルして通常の機能をもたないタンパク質として再利用します。
ようするにゴミが体内をずっと循環している、と言う状態です。
これが現代人の若者が体内は高齢化しているといわれるゆえんなのだとか……。
ちなみに脂質は戦前と比べると4.5倍の消費量。
おいしいもの食べるっていいよね、素敵だよね。
おいしいものの大半は脂質も糖質もものすごく多いんだよね。
でも食べたいよね。
よくわかります。
何故って私もすごく食い意地張ってるから。
でも気を付けないと下記のことが起こります。
脂肪細胞を量が多すぎる油分がつっつくことにより、脂肪細胞から「敵がいる」という警告メッセージを発し、それを免疫細胞が受け取ると、多すぎる油分を敵ではないのに細菌だと思い、撃退を開始します。
免疫が細菌を食べることで、私たちの体は守られていますが、それが通常のただ量が多いものであっただけの場合……花粉症の方はつらさはよくわかりますよね……?
そう、花粉症だって十分すぎるくらい辛いのに、油分では体内での出来事で自覚症状がないためにもっとひどいことが起こります。
多すぎる油分を撃退しきれず、免疫細胞は増えて膨れ上がり、やがて破裂。
破裂した免疫細胞の攻撃用の有毒物質が血管を駆け巡り、そのガスは血管や心臓、筋肉に至るまでの組織を傷つけて破壊するのだそうです。
あっちこっちに穴が開き、傷がつけばそれは腎臓病、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中など様々な病気を引き起こすことになります。
ちなみに免疫の暴走を抑える物質も筋肉から出ているのだとか!
その名がIL-6という物質。これは「攻撃をやめて」というメッセージ。
運動をするとこのメッセージが多く発されるので暴走が止められるのだとか。
これ、少し前までは免疫を活性化させる物質として有名だったらしいです。ビックリ!
花粉は花粉に組織が似ている添加物を摂取してしまっているせいでもう体が花粉を受け付けられない状態になってしまっているのだと言われていますが、体の中って知れば知るほどすごいよね、神秘だよね!
さて、ここまで読んでくださってありがとうございました!
少しでも脂肪への考え方が変わってくれたらうれしいなと思います♪
☆海貝あかり